マーケットから見る今後の自動車エネルギー技術

環境ビジネスの有望セクターを知る、ひとつの材料として株式市場がある。環境関連銘柄の動きでウォッチング可能な時も。このところ株式市場は、環境関連銘柄の循環物色が続いている。直近では、エコカーの電池関連が物色されているほか、太陽電池関連が相次いで掘り起こされ、活況となっている。
環境関連銘柄が株式市場で本格的に意識されたのは1997年の京都議定書。世界が地球温暖化対策として二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に動き始めた第一歩だ。新エネ、省エネ関連銘柄が賑わいを見せ、自動車ではトヨタ、ホンダがハイブリッド車を投入。世界をビックリさせた。以降、ハイブリッド車のほか、燃料電池車や電気自動車が本命といわれたが、どちらも注目されなかった。今年になって、電気自動車がようやく量産化に漕ぎ着けた。燃料電池車については鳴かず飛ばず。政府は燃料電池車普及のために2004~07年に197億円を投入したが、その間、燃料電池車は全国で49台から42台に減ってしまった。
一方、住宅ではオール電化の延長として太陽電池が先行。パネルから素材、樹脂に至る太陽電池の関連銘柄が掘り起こされ、活況となったが、足元で巻き返しているのが家庭用燃料電池。燃料電池はガス会社、石油会社と関連利きメーカーが推奨銘柄になっている。電力会社VSガス・石油会社のエネルギー間競争の様相を呈している。ほかに、照明用のLED、風力発電などが循環物色されている。
今後も株式市場では、環境関連銘柄の仏書が継続されるが、目下のところ自動車でハイブリッドと電気自動車関連、住宅で太陽電池と燃料電池関連に対する投資家の関心度が高い。換言すれば、有望セクターだといえよう。